2026/05/31 19:06

会津桐と桐下駄について

金山町の自然が育てる会津桐

福島県奥会津・金山町。

冬には深い雪に覆われるこの地域では、昔から桐を活かしたものづくりが受け継がれてきました。

桐は成長が早く、軽く、熱を伝えにくい木です。また湿気を逃がす性質もあり、日本の暮らしの中で箪笥や下駄など様々な道具に使われてきました。

特に会津地方で育つ会津桐は、その品質の高さから古くより評価されてきました。

KANEYAMANOMONOの桐下駄には、金山町産の会津桐を使用しています。



なぜ桐が下駄に使われるのか

桐下駄は軽いため足への負担が少なく、熱を伝えにくいため夏場でも快適に履くことができます。

また、桐ならではの適度な柔らかさは足当たりが良く、人肌のような温もりを感じさせてくれます。

古くから桐が下駄の材料として選ばれてきたのは、見た目の美しさだけではなく、暮らしの道具として優れた性質を持っているからです。


真物(まぶつ)と柾目(まさめ)

桐下駄の世界では、木目や作り方も品質を見るひとつの目安とされています。

「真物」とは、台と歯を別々に組み合わせるのではなく、一つの桐材から削り出して作られた下駄のことを指します。

また「柾目」とは、木の繊維がまっすぐに通った木目のことで、美しい見た目と狂いの少なさから価値が高いとされています。

さらに左右の木目が揃ったものは「合目」と呼ばれ、希少性の高いものとして扱われています。



KANEYAMANOMONOの桐下駄

KANEYAMANOMONOの桐下駄は、創業1955年の矢沢桐材店の台に、KANEYAMANOMONOオリジナルの鼻緒を挿げて仕上げています。

私たちが大切にしているのは、金山町で受け継がれてきた手仕事と、その背景にある文化や暮らしです。

便利さや効率が求められる時代だからこそ、人の手で作られた『もの』を大切にしていく事に価値があると考えています。

桐下駄は単なる履き物ではありません。

作り手の技術や地域の自然、そして『もの』を大切にする日本の暮らしの知恵が込められています。

この一足を通して、金山町の自然やものづくりの温もりを感じていただけたら幸いです。